
仕事始めよう!
そう思っても、なかなか行動に移せない…と、困っていませんか?
働き始めるのにあたって、一番の障害になっているのが、実は自分ということが少なくありません。

自信を持って面接で言えるようなスキルがなくて…。

専業主婦歴が長くて、ブランクがあるから…。
こんな思いが、不安や恐怖につながって、就職活動への一歩に迷いを生じさせてたりするんですよね。
では、どうすればいいのでしょう?
私の体験談からお伝えしていきます!
自信が持てるスキル・経験・資格がない
「即仕事につながるスキル・経験・資格」と聞いて、思い浮かぶのはなんですか?
- 看護師
- 薬剤師
- 歯科衛生士
- ウェブデザイナー
- プログラミングができる
- 英語が堪能
私が当時思い浮かべたのは、こんなイメージでした。
私が「仕事探そう!」と思ったのは、夫婦関係に亀裂が入って、それをどうにかしようと試行錯誤してみたけど、気持ちはほぼ離婚に傾いていたとき。

将来、どこかの分岐点で離婚も選べるように、仕事を始めておきたい…!
そんな思いからでした。
でも、私は、出産前にIT業界で約10年ほど働いていたといっても、上に挙げたようなwebデザインもできないし、プログラミングもできません。
しかも、前職を退職してから、10年くらいのブランクもありました。
自信が持てるスキルもないし、資格ももう名称も変わった昔のITの資格しかないし、もちろん経験もありません。
どんな仕事ができるのかわからないから、どうやって検索していいかもわからなくて、一歩が踏み出せないどころか、踏み出し方さえわからない状態だったんですね。
こんなところが、「仕事を始めたいと思うけど、働けるのかな。怖いな…。」につながったんだなぁと思います。
何から始める?
あまりにも何をしていいかわからなくて、求人検索せずに、将来をイメージすることから始めてみました。
- 少しでも家計の足しに…というより、離婚を見据えて、しっかり経済力をつけたい。
- シングルマザーになるかもしれないから、長く続けられる仕事をしたい。
- IT業界、続けてればよかったかなぁ。いや、続けててもあんな風に24時間体制では働けない。
- そもそも夫が子ども欲しいっていったくせに、なんでこんな非協力的なわけ…?
- 女性って自分の意志だけじゃなくて、ライフステージで振り回されるよなぁ。
- 私もこうやって色々悩んでるけど、こんなママさんをサポートできる仕事がいいな。
- 将来はバリバリ働きたいけど、子どもが小さいうちは授業参観とか行きたいし…。
- 自分でスケジュール立てられる仕事があったらいいな。
と、こんなふうに考えていったんですね。途中、ただのグチがありますけど(^^;

これが結果的によかったんです!
まず、どんなふうに働きたいかを考えたことで、頭の中に「自分が仕事しているイメージ」ができてきて、「怖い」と尻込みしていた気持ちを少し忘れることができました。
そして、ずっと先の将来をイメージしたことで、キャリアとして残る仕事を意識することもできました。
あと、後々よかったなぁと思ったのは、将来のありたい姿が明確になったので、面接などでも軸がぶれない受け答えができたことです。
▼こちらのブログもご覧ください!

未経験の職種の事務職にチャレンジ
ちょっと前向きになって、そこから考えたのが、
- 将来は、個人事業主になりたい。
- 定年のない仕事がしたい。
- モノを作り出すのではなく、誰かをサポートする仕事がしたい。
こんな具体的なイメージでした。
そこから、法律に関わる資格・仕事を検索して、司法書士・行政書士という士業がいいかも!と思ったんです。
そして、仕事をしながら勉強して資格が取得できたらいいなと思い、士業の事務所に絞って就職活動をしよう!と思いました。
あと、探しているうちに気がついたのは、たとえ資格が取れなくても、補助者(事務職)で正社員登用している事務所もあったので、安心感も持てました。
でも、私はこういった事務所での事務は未経験で、一般的な企業での事務も未経験です。
ここでまた、スキルなし・経験なし・資格なしの無い無い尽くしで、不安がやってきたのです。
リサーチして現状を把握する
正直、無い無い尽くしな不安な気持ちを、100%の自信に変えることは難しいと思います。

でも、0%じゃなくすことはできるんですよ!
私が事前にやったことは…
- どんな仕事内容か下調べする。
- その仕事につながるような日常経験を棚卸する。
- 仕事での事務経験はないけれど、事務につながる経験を棚卸する。
- 応募書類を不備なく、しっかり作る。
- 面接の練習をする。
こんな感じです。
何もせずにぶっつけ本番で面接に行くよりも、だんぜん気持ちが軽くなります。
私も緊張はしましたが、何もしていなかった頃の不安はだいぶ薄れていて、練習のようにできるかな?という緊張程度になりました。
そして、面接当日に意識したことは…
- 質問の意図を考えて、受け答えする。
- 自分の軸は大切にしつつ、我を通しすぎない。
ということです。
特別なことは特にないんですが、大切なのは「コミュニケーション能力」だったな、と思います。
同じ「未経験可」で募集している企業でも、「書籍などで勉強して率先して工夫してやっていくんで!」という人がいい場合や、「御社のやり方に沿ってキッチリやっていきます。」という人がいい場合など様々です。
結局は相性だなって思うんですが、就職の場合の相性って、お互い一目惚れのガッツリ相思相愛じゃなくて、「なんとなくいいな」程度でもいいんですね。(ライバルがどれくらいいるかにもよりますが)
なので、コミュニケーション能力を発揮して、求められていることを感じ、それにあった受け答えをすることで、好印象を得られます。
そして、この部分って、「ブランク」と感じている専業主婦時代に培っていたりするんですよね。
例えば、子どもつながりで知り合ったママ友さんや、PTAを通じた団体活動、幼稚園や小学校の先生方との会話や子どもとのやりとりなど。
私も、独身時代よりもスキルアップしている部分だなって感じました。

普段から、何気なくやっていることって当たり前だから、それが売りや強みになるなんて気づかないんですよね。
無い無い尽くしって自分では思っていても、人から見てプラスなことってあるんです!
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最後に
こうやって思い起こすと、この時はまだコーチングスクールには通っていませんでしたが、
- 将来のありたい姿をイメージ。
- 現状を把握。
- 視点の切り替え。
など、コーチングにつながることがたくさんあった…!って思いました。
私は、自分でこれらをやっていたので、ちょっと遠回りしたなぁと思います。
人から、良いタイミング・良い視点で質問してもらったりすると、気づきや自信につながるので、一人でやっていて就職活動が進まないと感じたら、協力してくれる人にどんどん話してみてくださいね。