ひとり親になってからの子どもとの関わり方ってどうすればいいんだろう?と、離婚してから思ったことがあります。
まり子
なんて思ったことも。
『母子家庭だから』なんて気にしなくていい
私の結論から言ってしまうと、
『母子家庭だから、よりしっかりしなくちゃ!しつけ厳しくしなきゃ!』なんて思う必要ない
です。
こうやって気にされて検索までされている方って、もともと子育てに熱心だと思うんですね。自分で言うのも何ですが・・・、私も(きちんとできているかは別として)、子どものことは普段からすごく考えています。
各ご家庭のルールや育児方針があって、それって離婚前も離婚後もお母さんにとって根本的なことは変わらないですよね。
なので・・・
まり子
責任感の強い方ほど、ちゃんとしなきゃ!と思う気持ちが強かったりするでしょうし、一般的な感情として、世間からシングルマザーである我が家がどう見られるか、というのも気になってしまうと思いますが、一番大切なのは、家庭内に笑顔が絶えず、穏やかに過ごせることだと思います。
子どもを認める・受け止める
離婚前後で接し方・教育方針は変わらないといっても、シングルマザーとしては稼がなきゃ・・・というところから、時間のなさがネックになってくると思います。
私も専業主婦だった頃は、子どもが帰宅してから、ずっと、ずーっと話し続けるので、話の区切り区切りで一つ一つ掘り下げて聞いたりしていました。
でも、仕事をし始めてから、もう物理的に時間がないんですね。しかも、学年が上がって宿題もどんどん難しくなってきて、勉強を教える時間にも手間取られます。
そこで、私が離婚後にやってみたことは、こんなことがあります。
- 仕事から帰った時に「疲れたから癒しをちょだい〜」と言って、ハグをする。
- 子どもの話にいちいち口を挟まず、全体を聞いて「そうなんだ、こういうことがあったんだ。そして、あなたはこう思ったのね。」と、認めて受け止める。
- 子どもが「どうしたらいいか」と考えていることを、問題解決に向けて一緒に悩むのではなく、その問題が解決したらどんな気持ちになるのか、解決するために自分でできることがあるかを自分で考えるように促す。
ハグに関しては、私の子ども達はスキンシップが好きなのと、意外に私自身も気持ちよくて本当に癒されるので、やり始めたらやめられなくなったというのがあります。
後の二つはコーチングで学んだことを実践しただけなのですが、会話の時間は減ったのに、子ども自身の満足度は高そうだし、子どもも考え方が「嫌なことがあるから嫌なんだ」から、「嫌なことがあったけど、こうしようと思うんだよね」となり、楽しげにそれを語るようになりました。
まり子
でも、じっくりしっかり時間をかけて話を聞いたり、意見交換しなくても、子どもの話を「あなたはそう思ったのね」と認めて受け止めるだけでも、とても満足度が高かったりします。
『時間がない=愛情不足』と思われがちですが、ぜひ、ご家庭にあったお子さんとのうまい関わり方を見つけられるといいな、と思っています。
「ま、いっか」を増やして気持ちを楽に
いくら、自分自身で「こうしてみよう」や「ああしてみよう」と思っても、気持ちに余裕がないと、つい、イライラして感情的になったり、言葉を荒げてしまったりすることもあると思います。
あるシングルマザーさんのお話ですが・・・
その方は、ご自身の子ども時代の境遇があまり良くなく、自分の親を反面教師として、「そうならないようにしっかりと生活しなくては」と常日頃から思ってらっしゃいました。自分の子どもには辛い思いをさせないように・・・と。
でも、離婚してシングルマザーとなり、より、「しっかりしなきゃ!」が強くなったんですね。
- 食卓は手作りのバランスのとれた料理でみんなで囲まなくては
- 生活リズムは規則正しく
- だから、子どもも帰宅したらすぐに宿題をやる
などなど、今まで意識していたことを、もっと、もっとしっかり!と実践されていました。
でも、仕事も始めて時間もなく、慣れない業務に落ち込むこともあり、イライラして子どもにもキツくなってしまって、子どもも「もう嫌!」となり、さらに落ち込む・・・となってしまったそうです。
その方の生活方針も育児方針も聞いていると素晴らしいです。
でも、ご自身が辛くなってしまったら、続かないし、続けてしまったら病んでしまうでしょう。
ついつい、ちゃんとしなきゃと思ってしまいますが、適度に息抜きしながら、気持ちに少し余裕を持って、笑顔で居られる時間を多く持ちたいです。
例えば、今日の夕食をお惣菜にして、時間の余裕を作るのも有りだと思います。
私なんて、みなとみらいのチキンラーメンファクトリーに行った時に、夕食はチキンラーメンにサラダ付けて終わりにしたこともあります。一週間通してバランス取れれば、たまにはいっか!です。
子どもはうっかりどこかで「昨日の夕飯、チキンラーメンだったんだ〜♪」なんて言ったりしてしまうこともありますが、そのいっとき恥ずかしくても、「え?」という目で見られることがあったとしても、別に誰かに迷惑かけてるわけじゃないんですよね。
まり子
できる時は自分で決めた”きっちり”を守り、ちょっとキツイなぁと思う時は手抜きする。
子どもにとって、お母さんの笑顔が何よりの栄養だと思います。
自分の生活・育児方針の中で、ここは譲れない・ここなら譲れるをうまく使い分けて、お母さんご自身から笑顔を増やせるようになるといいな、と思います。
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