少し前に『自己理解ワークショップを体験していただきました。』というブログで自己理解ワークショップの様子をご紹介させていただきました。
自己理解ワークショップは、無料プレゼントしている小冊子『ライフデザインワークブック』をやっているけれど、おひとりではなかなか進まなかったり、質問されたりしたりしながら進めたかったりする方向けに開催しているワークショップです。
- すごいちゃんと聴いてもらって話しているうちに元気になりました。質問してもらって、はじめてそういうふうに考えることができました。
- これくらい掘り下げてもらえると、自分の軸が強くなりました。対話しながら掘り下げてもらうっていいなって思いました。
こんなご感想もいただいています。
今回は、前回のブログから引き続き進めている様子をご紹介します!
動画でご紹介
実際の様子
前回までのワークショップは、
- ライフサークルを使って、人生の各項目に対する現状の満足度をパーセントで確認
- マンダラートを使って、人生の各項目に対するこうありたい100%満足の姿を確認
ということをしてきました。
これらによって、今の自分の満足度がどのように傾いているのか、そもそもどうありたいのか…が、見えてきました。
そこで、このような満足度やこうありたいという気持ちが、どんなことを基準にしているのか、その潜在的なキーワード『価値観』を明確にしてみました。
自分の価値観を探求するワークショップ
価値観を探求するワークショップでは、100個のキーワードから、まずは10個に絞り、その後、5個、3個と順番に絞っていきます。
直感に従って選んだり、「これもあれも気になるけど、どちらかというとこれかな」と選んだりしても大丈夫です。
そして、選ぶときに、どのように・なぜそのキーワードを選んだか、をお話しいただきます。
これは、まずは特にテーマを決めずに行いますが、このメンバーはテーマを決めずにやったことがあるので、今回はメンバーがいま一番気にしている『仕事・キャリア』をテーマにキーワードを選んでいただきました。
テーマを変えても選ぶキーワードは同じになる方もいれば、変わってくる方もいます。それも興味深いところですね。

私は人生の価値観のキーワードと仕事・キャリアのキーワード、ほぼ一緒でした。ちょっと気づいたのは、私の場合、3つに絞ったどのキーワードも、例えば仕事・キャリアで満たされてなくても、家庭・パートナーとか別のテーマで満たされたらいいのかもって思いました。

なるほど…Aさんは、前回のマンダラートで人生の各項目の100%満足な状態のときも、それぞれのテーマに重なる部分があって、どれもつながっている印象を受けました。

分野を横断して全部繋げていきたいというのは、まり子さんに言葉にしていただいて、たしかに…って新鮮な気持ちになりました。
Aさんは、ご自身の価値観のキーワードを探求するだけでなく、それがご自身の人生のテーマ・生き方にどのように関連づいているか気づかれたようです。
これはとてもうれしい考えの広がりですね!

私は、Aさんとは反対に仕事・キャリアで選んだキーワードを家族・パートナーの部分でも求めようとすると、苦しく思ったこともあって、私はテーマ別に違う言葉が出てきたことで、より自分を知ることができたかな、って気がしました。テーマ別にやったことで、気づきがありました。
Jさんは、テーマ別に行ってみたことで、あらためてご自身のオンオフの区別の意識を確認され、同じく価値観のキーワードを探求するだけじゃない気づきがありました。
確認した価値観をどう活用するか
Aさんからも言葉に出たように、「価値観が満たされると充足感がある」というのがあります。
価値観って自分の中にある大切にしていることなので、それが満たされたり、達成したりすることがあると、心の安定やさらにしっかりした自分の軸になりますよね。
それだけではなく、価値観は、考えているとき、迷っているとき、道を選ぶときの指標のひとつでもあります。
考え事や悩み事などをしていると、真剣であればあるほどアレコレ考えて、わからなくなってくるときがあります。
そんなときに、自分の大切にしている価値観ってなんだったかな…と、判断の基準にすることができます。
今回のテーマは仕事・キャリアでしたが、仕事・キャリアにおいても、サービスを考えたり、お客様への対応を考えたりするうえで「どうする?」と思ったら、この価値観を思い出して、「このような付加価値を付けよう」とか「自分はどうありたかったんだっけ?」と考えることができます。
いままでもこの価値観をベースにお仕事されてきていると思いますが、このように言葉にすることで腹落ち感があるのではないでしょうか。
今回は面識あるメンバーだったので、最後にそれぞれ選んだキーワードに対して、お互いに感じたこともお話ししました。
いつも言動に一貫性があって、選んだ価値観を見たときに、◯さんらしいって感じた!
ある場面での対応がすごくよかったけれど、それってこの価値観に基づいた行動だったんだなって思いました。
こんなコメントがあったりして、自分の価値観を探求するだけでなく、いろいろな気づきがあったり、他の人のコメントが参考になったり、うれしかったり…と、グループならではのワークショップとなりました。