比較的都心の最寄駅から徒歩圏内にある『キリンビール横浜工場』。
首都高横羽線の生麦ジャンクションあたりを走っていても、漂ってくるホップの香り。
これほど都心から行きやすいビール工場はめずらしいんじゃないでしょうか。
親きょうだいや親戚が我が家に遊びに来てくれたら、毎回と言っていいほど案内するのが、ここの工場見学です。
- 見学内容が興味深いし、楽しい。(そして、20歳未満は無料!20歳以上も500円!)
- 見学後にビールやジュースの試飲もできる。
- 工場でしか買えない限定お菓子が買える。
- 工場見学の後、敷地内の芝生で鬼ごっこができる。
- その後、併設のレストランで食事もできる。(2022年現在休館中。再開時期未定)
おやつの時間くらいに工場見学をスタートさせ、少しのおつまみ(工場限定商品の『柿の種チーズ味』)をいただきながらビール(試飲)を堪能し、芝生で遊んで、レストランでBBQを夕食としていただいたら、帰宅。
というパターンがお気に入りです。
そして、帰宅後は、ショップで購入したお菓子やチーズで軽く二次会して寝る・・・幸せですね!
工場見学開始までの待ち時間
工場見学開始時間の10分前までに来てください。
と、言われますが、最寄駅の京浜急行生麦駅から、徒歩10分強かかるので、特にお子様連れだと時間に余裕を見て行動すると思います。
思いがけずスムーズだと、時間が余ってしまう・・・
でも!
そんな時も安心な仕組みが。
というより、早く行きたいと思う仕組みが!
到着して、受付自体は予約者の名前を言えばOKです。
パンフレットやバッチを配布されて終わりです。

まだまだ時間があるな、と思ったら、受付背後のスペース、『ノミモノ・ラボ』へ!
ビールの色々や、横浜工場にあるビオトープの説明等がありますが、参加型のコーナーも。
こちらは、『スマートカットカートンをつくろう!』コーナー。
まずは、「MYカートンをつくってみよう!」の前で写真を撮り、プリンタに用紙をセットすると・・・

写真が印刷されます。
なぜキリンビールで印刷物?と思ったら、横に「実はスゴい!キリンのカートン!」の文字が。
出荷時の段ボール箱のすごさを、ここで表現したのかな〜と思います。
そのすごさは、この写真では見切れていますので、ぜひ現地でご確認を♪
この時の印刷ラベルは、淡麗グリーンラベル。私も自宅でキリン製品いただくときはこちらです(笑)
日によって違うようで、青の”淡麗 極上”の時もありました。
これは組み立てると貯金箱になるので、500円玉貯金をしてみようと思います。

そして、このタッチパネルが並んでいるテーブル。
ここでは、「Myビールをつくってみよう!」体験ができます。
といっても、本物が出来上がるわけではありません。
香りの好みや素材の好み・・・問いに答えていくと、キリンが作っているビールの一覧の中に、「あなたのビールはここ!」と表示されて、どれに近いものができたかわかるようになっています。
ちなみに私の好みで作ったビールは、「on the cloud」というビールに近くて、「on the cloud」は併設のレストラン”スプリングバレーブルワリー”で飲めるそうです。
そして、レストランで使える10%割引チケットももらえます。
・・・うまいな、誘導が。
工場見学ツアー・・・が始まる直前
さぁ、時間になり、最初の待合室に通されます。
そこには、こんなパネルが。

すごくいい笑顔で撮れていたのでお見せしたいですが、お友達のお子さんもいるので。
これ、ただのパネルなんですが、いい感じで面白写真が撮れます。
この後、けっこうすぐに次の部屋に案内されて、あまりじっくり写真を撮っている時間がないので、ぜひ最初に入室して、ささっと撮ってくださいね!
工場見学ツアー開始
一般的な工場見学ツアーとしては、『一番搾りうまさの秘密体感ツアー』があります。
これをもう少し子どもが楽しめる見学ツアーにしたもので、すぐに満席になっているのが、今回申し込んだ『ファミリーツアー』です。

まずは、シアタールームでキリンの説明映像を見ます。
キリンといえば、CMは嵐。嵐のメンバーをこの大画面で見ることができます。
が!
ファミリーツアーは、さらっとその映像で終わりなんですが、『一番搾りうまさの秘密体感ツアー』では、キリンの歴史の説明映像もあります。
これがとても良くできていて、小学生のうちの娘たちも「へぇ〜」と、しっかり見ていました。
実は、キリン横浜工場の見学ツアーは昨年末に一新したんですね。
以前は、シアタールームはなく、通路の途中の場所で映像を見て終わりでした。
それがシアタールームができ、キリンの説明映像もとても興味深いものに一新!
お子さんが小学生高学年以上なら、ファミリーツアーではなく、『一番搾りうまさの秘密体感ツアー』をオススメします。
違いは、ここの映像(といっても、数分の違いだけど)と、ツアー中にマルバツクイズがあるかないか、です。
いざ、工場内へ

まずは材料のホップと麦芽コーナーへ。
真ん中のホップは一人一つずつ手に取り、割って中の匂いを嗅がせてもらえます。
私はここまで強いホップの香りは受け付けませんが、中には「いい匂い〜」と言っているお子さんも。
そして、次に容器に入っているゴマみたいな麦芽を各自数粒手に取り、ボリボリ頂きます。
これが、美味しいんですね〜。
はじめは、なんか、ただの粒だなって思うんですが、噛めば噛むほど程よい苦味と甘味が出てくる。
もう、この時点で「ビールくださーい!」と言いたくなる感じです。
子ども達にも好評です。

次に仕込みのコーナーへ。
こちらでは、キリンの代表選手、一番搾りのオリジナル製法、「二番搾りは使わない(二番搾りをしない)」製造工程について説明されます。
ここでも、驚きが。
突然、この仕込みのフロアの床が崩れ、地中に埋まっているはずの釜の様子がわかるように!!
もちろん、実際に床が崩れ落ちたわけではなく、プロジェクションマッピングなのですが、これも昨年末からの新しい試み。
親子で「おぉ〜!」の声が上がります。
そして、とても説明がわかりやすい。
その後、キリンがこだわる一番搾りと二番搾りの違いへ。
工場見学ならではの、「実際に飲んで比べてみましょう!」です。
ここではまだ、麦芽を絞っただけなので、ノンアルコール。
一番搾り麦汁も二番搾り麦汁も、どちらも子どもも味わえます。

一番搾り麦汁と・・・

二番搾り麦汁。
お味は・・・・・ぜひ、実際に見学ツアーでお試しくださいね。
我が家は母子三人とも一番搾り麦汁が好みですが、一緒に行ったお友達からは、二番搾り麦汁の方がスッキリしていて飲みやすいという意見も。
好みをみんなでおしゃべりするのも楽しいですね。

次は、『発酵・貯蔵』コーナーへ。
ひと通り説明があり、「では、実際に酵母を体験してみましょう」ということで、酵母の好きなドロップ型の糖質を両手で作ります。

うまく認識されると、このように酵母が現れます。
これもファミリーツアーじゃなくても体験できます。

最後にパッケージング。
この工程は動いていない時も多いんですが、今回は動いているのが見れました!
今回は、ペットボトル詰め機。
ペットボトルビール、一般的には販売されていませんが、お店におろすものや、キリンの会員向けに販売されている商品らしいです。
要所要所でマルバツクイズを楽しみにながら(正答を競うものではありません。マルバツを楽しむだけ。)、幼稚園生くらいから楽しめる工場見学ツアーでした。
工場見学ツアーの締め、試飲

お待ちかねの試飲タイムです。
こちらに立っているお兄さん、お姉さんに注文します。
が、まずはじめは”一番搾り”と決まっています。
1番のコーナーにはソフトドリンクもあります。お子さま、飲めない方はそちらへ。

一番搾りを手に指定されたテーブルへ。
さっそくグビグビ飲み始めたら、「では、せっかくなのでみなさんご一緒に乾杯を!」。
・・・ごめん、もう口つけちゃったよ。
でも、かんぱ〜い。
試飲のビールのレギュラーメニューは、この一番搾りと黒ビールのスタウト。
たいてい、それに加えて季節のビールが一つ加わります。
今回は、”一番搾り プレミアム”。
以前は一杯飲み終わってから、次へ・・・と言われていましたが、いつからか「飲み比べもどうぞ♪」と言われるようになりました。

飲みかけで失礼します。
”一番搾り プレミアム”もいただき、飲み比べてみました。
プレミアムはフルーティーで甘みが強く、女性受けしそうなビールでした。
私は、7月にリニューアルした一番搾りの方が好みかな。
でも、リニューアルのお味はよくわからなかったので、サーブしてくれているお姉さんにどう変わったのか聞いたら、「麦の旨味がアップしました!」とのこと。
・・・普段飲んでるのがアサヒだからわからないのかな?
と思ったら、普段一番搾り飲んでる友達が「変わったの?わからなかった!」と言っていたので、うん、まぁ、そんな感じなんでしょう。
おつまみには「工場限定柿の種チーズ味」が一袋ずつ配られますが、「足りない方は、そこのショップでお買い求めください♪」と勧められます。

実母を連れてきたときは、すぐに工場限定プリッツやら、スモークチーズやらを買ってきていました。
(もちろん、いただいた)
試飲時間は約20分。
以前は一人3杯までと言われましたが、そのアナウンスは今は特にないですね。
でも、私は3杯がいっぱいいっぱいです。
(周りの女性は2杯で「もうムリー!」の声)
数え切れないほど来ている私は、一番搾り→季節のビール→一番搾りのパターンに落ち着いています。
が、実は裏メニューとして、スタウトを使ったハーフアンドハーフもリクエストするとやってもらえます。
一番搾りの列に並び、「ハーフアンドハーフで!」と言えば、ニヤリと笑って注いでもらえるので、お好きな方はお試しくださいね。
工場見学ツアー後
工場を出ると、一面の芝生があります。
お子様連れのファミリーは、そのまま鬼ごっこしたり、お散歩したりして楽しめますよ!
大人のグループは・・・すでに酔いが回っている場合が多いので、だるまさんがころんだくらいがいいでしょう。
というか、実際にやっているグループを見たことがあるんですけどね(笑)
顔を真っ赤にして楽しそうでした。
この横浜工場には、BBQができるレストランと、ちょっとシックなイメージのレストランがあります。
工場見学ツアー前に、Myビールを作るゲームで10%オフチケットをゲットしているので、お時間あったら、レストランで食事して帰るのがオススメです。
このレストランならではのビールも楽しめますよ!
まとめ
キリンビール横浜工場見学ツアー:
http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/yokohama/tourlist.htm
ショップの工場限定ラインナップ:
http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/shop/items/
アクセス:
〒230-8628 神奈川県横浜市鶴見区⽣⻨1-17-1 キリンビール(株)横浜工場