あなたの座右の銘ってなんですか?
こう聞かれた時に、サッと言葉が出てくる人って、なんかかっこいいなぁって思っていました。
実際は聞くことも聞かれることも、ほとんどありませんでしたけど。
それでも、いつか聞かれた時にサッと言えるように・・・と、言葉を探したことがありました。
でも、探していても、なかなか「これだ!」という言葉を見つけられなかったんですよね。
そんな私にも、今は誰かに言いたくて言いたくてしょうがない”座右の銘”が存在します。
探してない時に偶然出会う
今は離婚した元夫と結婚してすぐの義実家への一泊の帰省。
そつなくアレコレをこなし・・・とはいきませんでしたが、なんとか夜を迎えたその時。
元夫が・・・
「初めての場所だし、なんか眠れないでしょ?これ読みなよ。っていうか、読んでよ、面白いから!」
と、持ってきたのがこれ。
ARMSという漫画でした。
もちろん、持ってきたのは全22巻。
「えっ?!今から読むの?」
と言いつつ、漫画は好きなので読み始めました。
1巻が終わり、2巻へ手を伸ばし、3巻に移った頃には・・・元夫は寝ていました。
読み始めたのも結構いい時間でしたしね。
1巻15分くらい、それなりにいいペースで読んでいたんですが、それでも22巻。
カーテンの向こうの色合いに変化が起きる時間になりました。
でも、読みきった!
そんな達成感と満足感と充実感を味わいながら眠りにつき・・・
起きた時には、元義両親と元夫が身なりを整えて朝ごはんを食べていました。
座右の銘を得た
「初めての場所で緊張しちゃったのよね」
とてもそんな風には思っていない元義母の笑顔。
が、何も言い訳できないので半笑いでうなづき、謝り、スッピンで朝食を食べた・・・
そんな苦い思い出となりましたが、この帰省で座右の銘を得たのです。
当時、仕事に悩んでいたりしていた私に、とてもとても心に響いた言葉がありました。
元義母の言葉ではなく、漫画の中のセリフです。
人の足を止めるのは絶望ではなく“諦観”
人の足を進めるのは希望ではなく“意志”
(出典:漫画『ARMS』作者:皆川亮二,出版社:小学館)
さらに補足として続きます。
ヒトは絶望するから足を止めるんじゃない。
絶望からはい出ることを“諦め”てしまったから足を止めるんだ。
ヒトは希望があるから前に進めるんじゃない。
希望を探そうという“意志”で前に進むんだ。
(出典:漫画『ARMS』作者:皆川亮二,出版社:小学館)
あぁ、そうだよね、そうだよ!
なにごとも私次第なんだ!
寝ぼけた頭で何度も繰り返しました。
帰省から帰宅した時に漫画も持ち帰りました。
それ以来、毎年、新しい手帳を開いたら、まずはこの言葉を書き込むようにしています。
漫画が人生に影響することってたくさんある
私の座右の銘は漫画からでした。
思い起こせば、私の人生、なんかだいたい漫画から影響されてるなって思います。
- 小学校5年生の時に読んだ『 生徒諸君!(庄司陽子) 』に影響されて課外クラブはミニバスにしました。
バスケは中学に入っても続け、都大会(当時、東京都在住だった)まで出れたので、非常に思い出深いです。 - 中学生の時に読んだ『 あこがれ冒険者(あさぎり夕) 』は、「いつかマチュピチュへ行きたい!」と初めて海外へ意識を向けた漫画です。結局行けていませんが・・・。
- そして、同じく中学生の時に読んだ『 ホットロード(紡木たく) 』は、主人公の髪型を真似したくてしょうがなかったですが、当時髪の毛を切れなかったので残念でした。
- 高校生の頃は誰もが知る『 SLAM DUNK(井上雄彦) 』。名言だらけでしたね。私は友達付き合いが下手なんですが、これで友達と盛り上がりまくれました。
少女漫画だけでなく、私には弟もいるので、小さい頃はキン肉マンとかも読んでいて、おでこに何か書くといったら”肉”かなって思ったりします。
大学も理系で男性が多かったので、ジャンプ、マガジン、スピリッツ、ヤンジャン、ヤンマガ・・・と、授業中に順番に回ってきたりもしていました。
その時に読んだ『ゼロ』だったかな・・・これで、美術品にも興味を持つようになりました。
私は活字も好きですが、漫画も大好きです。
しかも、影響されまくっているどころか、座右の銘にまでなっているので、子どもに漫画はよくないとも思っていません。
漫画を読んだら、活字離れするとも思いません。私自身、両方好きですし。
何にしても、自分にとっていいものを見つけてくれるツールの一つになればいいな、と思います。
ちなみに、次に元義実家に帰省した際に差し出された漫画は・・・
寄生獣でした。これは全10巻でしたので、夜は明けませんでしたが、やはり寝坊はしたのでした。
まだ、実写化された映画は観てないので、ぜひそのうち観たいですね。
あまり中身のない記事でしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
読んでくださった方の座右の銘もお聞きしたい~。