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そのお稽古事、子どものため?親の思い?

ご訪問ありがとうございます。
ライフデザインコーチ・ファイナンシャルプランナーの半沢まり子です。

先日、子どもたちと近所のプールに行ってきました。

我が家は、とあるSNSの位置情報で川崎市と表示されるくらい川崎市に近い横浜市。

今までたまに行っていたプールは横浜市内のプールでしたが、今回は川崎市のプールに行ってきました。

川崎市営プール ヨネッティ堤根

何と言っても安い。これに尽きます。

入場料が安いだけではなく、駐車場・・・なんと無料です。

その代わり、停められる台数が13台程度しかありません。

程度?そう。13台程度。しっかり区切られている駐車場部分は数台のみで、あとは敷地内の停められる場所に停めてくださいというスタイル。このご時世でなかなか斬新です。

プール自体は25mプールと幼児用プールのみでシンプルですが、小学生の「泳ぎたい!」を満たすには十分です。

ロッカーの100円も戻ってくるタイプでこれ以上ない満足度でした。

この小学校のプールも始まろうという中途半端な時期に、なぜわざわざプールに行ったのか?

それは、少し前にスイミングスクールを辞めたから。その理由は・・・。

子どものお稽古事。辞めた理由は・・・離婚?

離婚すると引っ越し等で生活する場所が変わったり、経済的な不安で支出を抑えようと思ったり、お母さんが仕事を始めて送迎ができなくなったりなど、お稽古事を続ける上で問題が発生します。

そんな時、どうしますか?

  • 引っ越し先で同じお稽古事を探す
  • その他の支出を節約してお月謝代を捻出する
  • 送迎バスがある通い先を探す

色々な対処方法を考えるかと思います。

お母さんも、生活環境をなるべく変えないようにと、精一杯の努力をするでしょう。

でも、一旦、努力する前に、もっと根本的なことを考えてみませんか?

私の子どもの頃のお稽古事は10年以上継続!

私は子どもの頃、スイミングとお琴を習っていました。

どちらも3歳くらいから始めて、スイミングは小学校6年生まで、お琴は中学校三年生まで続けていました。

どちらもなかなか継続した方だと思います。

「続けることに意味がある」

そう言われて育ちました。

スイミングは選手育成コースまで進み、お琴はその道を目指すかという話も出ました(技術的にはまだまだでしたが)。

そして、その時の思い出は・・・

  • 25m潜水◯本をやっていて、苦しくて浮かんだ時にビート板で頭を叩かれるが怖かった
  • 高校は名前書けば受かるところに行き、基本的な時間はお琴の練習に費やす生活をしようと言われたのが嫌だった
  • お琴を続けたくないと言った時に「一体いくらあなたにかかったと思ってるの?」と言われたのが嫌だった

ビート板で叩かれるとか、今では絶対にないですね。私が小学生当時は、小学校の先生が悪いことをした生徒のほっぺを叩くとかも結構普通だったので、驚きはなかったのですが、やはり嫌でした。

スイミングを始めたきっかけは、親曰く「幼稚園のプールで楽しそうにしていたから」とのこと。

お琴を始めたきっかけは母に「お琴かバレエかどっちをやるか?」と二択を迫られ、1人で放り込まれるバレエよりも、母が習っているお琴なら・・・という消極的なものだった覚えがあります。

どちらも上手くなれば褒められるので、楽しい時もありました。

小学校のプールでは、女子の中で最初に一番上の級を取りましたし、お琴は「芸大目指して!」なんて話も出て嬉しかったこともあります。

子どもがやりたい?親がやらせたい?

嬉しかったこともたくさんありましたが、どちらも練習がスパルタだったので、気持ちはいつもどんより・・・練習してなかったり、上達しない自分のせいでもあるんですが。

それでも、好きだったら、やりたかったら、「がんばろう!」と思えるんですよね。

現に、中学校の部活はバスケットボール部で、本当に盆暮れ正月しか休みがないブラック部活で、こちらもスパルタで練習は辛くて辛くて仕方がなかったですが、「辞めたい」とは思いませんでした。

でも、お稽古事は何度も母に「辞めたい」と直談判。

スイミングは小学校六年生の時に「選手育成コースが限界です。選手コースになれる才能も気力もありません。辞めさせてください。」と何度も頼み込み、辞めさせてもらいました。

(この時、いつの間にか「お姉ちゃんが辞めるなら私も辞める」と、ちゃっかり労せず辞めていた妹には「これだから妹って!」と思ったりしました。妹とは当時も今も仲良しです。)

お琴は上で書いたように、高校受験に影響が出るような頃になって本気で訴え、上のような言葉も受けながら辞めたので、今でも弾きたいと思えない気持ちの影響が残っています。

なぜ、母はそれほどお稽古事を重視したのか?

大人になってから、母と話をしていたら、「自分は成し得なかった賞賛を、子どもが代わりに受けていることが嬉しかった。しかもそれが自分が憧れていたお琴でのこと。自分が褒められているような気がした。」というようなことを言っていました。

母は子どもへの愛情も非常に持っていたので、子どもが何かを習得する等の素晴らしさももちろん、ありはしたのでしょうが・・・

親がやらせたかった

というのは、一番に大きかったのでしょう。

子ども自身の興味に目を向ける

今は私が子どもの頃よりお稽古事の種類も増え、毎日のように通っているお子さんもいます。

スイミング、英語、バレエ、ピアノ、習字、そろばん、等々。

そのお稽古、子どもが「やりたい!」でやっていますか?

最初興味がなくても、やってみたら「楽しい!」で通っているなら素敵だと思います。

私は自分の子どもの頃の経験から、本人が本気で「やりたい」と言わない限り、お稽古事はやりませんと子どもたちにも言いました。

ただ、どんなお稽古事があるのかというのは、紹介してあげないとなかなかわからないので、いろんな体験教室には行っています。

その中で「やりたい!」と言ったスイミングをやっていましたが、バタフライの前で辞めました。

目標が「一般的な泳ぎ方ができるようになりたい。プールで安心して遊べるようになりたい。」だったからです。

その代わり、台風が来ようが、風邪をひいてようが、「休みたい」と言うことはありませんでした(風邪は休ませましたが)。

そして、泳げるようになったのを定着させるためと、楽しく遊ぶために、冒頭のようにたまにプールに遊びに行っています(お得に♪)。

辞めたタイミングは、離婚して少ししてからだったので、仕事が忙しくなったり、引っ越したり等、環境の変化もあったのですが、理由は”離婚”ではありませんでした

親のイライラもなくなる

離婚したって、環境が変わったからって、子どもの今までの生活に変化を与えたくないという気持ち、ありますよね。

やっぱり子どもにかかる負担は軽ければ軽い方がいいと思います。

でも、子どもがイヤイヤ通っていると、「休みたい」「行きなさい」というやりとり、発生しませんか?

思わず、イライラしてしまいませんか?

我が家もやりたいことをやっていたとはいえ、たまに子どもに「今日は休んで遊びたいな〜」なんて言われる時がありました。

その時、「お母さんが頼んで通ってもらってるわけじゃない。そんな風に思うなら辞めなさい。」と言ったら、「やりたいです。行きたいです。ママ、送って!」で、話が終わりました。

でも、そこに、”親がやらせたい”が入ると、ぐずる子どもへのイライラ、なんでちゃんと行かないの?という思いが口に出せないイライラが溜まってしまいます。

本当にやりたいことは大人になってからでもできる

なんらかのプロを目指すなら、そうはいえないかもしれませんが、「これからは英語ができないと!」とか、「字は綺麗な方がいい」など、大人になって自分でそう思ってからやっても、遅くないことが多いです。

実際に、私は「字が綺麗になりたい」と、大人になってから書道を習いに行き、大変上達しました。(私なりに)

妹は、社会人になってから「英語ができるようになりたい」と海外に行き、英語とスペイン語を習得して、それら言語を生かした仕事に就いたりしました。(非常に努力していました)

親の「やらせたい」から始まっても、子ども自身が「楽しい!」になったら、それは素晴らしいと思います。

子どものお友達で、親がやらせたいと始めた英語教室に通い始めたら、楽しく通うようになり、学校の英語の授業などでも積極的に発言したりして、本当に楽しそうなお子さんもいます。

でも、今までやっていたから、離婚により生活に変化を与えたくないから、だから経済的に無理をしてでも、仕事を無理して早退して送迎してでも・・・と、自分自身に負担をかける前に、「子どもがやりたい」のかな?と見直してみませんか?

それにより、イライラすることなく、笑顔の日々が増えるといいなぁと思います。